iPhone5sの液晶パネルを交換した話

2015年6月10日2019年4月12日スマートフォン関連iPhone,スマートフォン

（2019/2/7追記）2019年現在、無資格だと違法ですのでご注意ください。

iPhone5sを落っことして表面のガラスを割ってしまったので交換する事にしましたのでそのまとめです。

目次（Contents）

1. 分解のTips
2. 参考サイト
3. おわりに

分解のTips

さて、実際の作業は参考サイトをご覧頂ければと思うのですが、その作業する際のTipsについてまとめておきます。書いてない事も多い事柄ですが、経験則から身につく事なのかもしれませんね。

１．外したネジは絶対に管理しよう

iPhoneに限らず、ノートPC等の小型デバイスでは必須の行動です。場所によってはネジサイズは一緒でも長さが違うとか、間違い探しの様な微妙なサイズ違いとかザラにあります。なので見た目で判断せず、どのネジはどこで使われていたかを必ず後から見ても分かる様にしておきましょう。
紙の上に図を書いてこれはどこ、とかそんなレベルでもいいのでやらないとまずミスります。

２．液晶パネルを外す時は慎重に

iPhone5s以降は指紋センサーが付いた関係か、フレキシブルケーブルがLightningコネクタ側にも付いています。なので力任せに勢いよくやると断線します。そして困った事にフレキシブルケーブルの断線は見た目だとわかりにくいです。なので外す時はゆっくりと慎重にやる必要があります。

まずネジをとった後、吸盤で持ち上げ始めたら1～2mm単位ういた時点で一時休止、を繰り返して隙間を少しずつ作ります。分解ツールの黒い棒の広い方が入る位まで隙間を広げていきます。開いたら黒い棒を突っ込み、てこの原理で少しずつ持ち上げていきます。ここまできたら黒い棒のみの操作で十分になりますので、吸盤で引っ張ってやる必要はありません。

黒い棒である程度隙間が出来たら、今度は軽いはめ込みになっている両脇を外します。このとき、フロントカメラ側を頂点としてホームボタン側から開くよりも、液晶パネル全体を持ち上げる様に黒い棒で周囲を一週させる方が楽です。

あとこの時に指紋センサーのフレキシブルケーブルを外すのですが、着ける時も固定する金具の処理が面倒なので注意が必要です。

３．フロントカメラ等の端子を付け外しするにはそこそこ力がいる

外す時は分解ツールの黒い棒の広い方を使います。長方形の長辺に対して、てこの原理で外す様にすると楽です。着ける時も同じ広い方で着けるのですが、位置を軽く合わせて棒で前後左右にゆっくり動かすと妙にはまった感触を感じる時があります。その時がちょうど端子の位置なので、そのまま真下に向けて力を入れます。ちゃんとはまると手に「カチン」とした様な感触があるのでわかります。もしそんな感触がない場合はちゃんとはまってないので付け直した方がいいです。
後付け外しの順番は守りましょう、守らないとちゃんとコネクタがはまらなくなります。

４．粘着テープの接着力はかなり強い

指紋センサーの基板とか、ホームボタン、フロントスピーカーとかの基板の粘着テープは結構強いです。のんびり、ゆっくり外さないと部品を壊す可能性が高いです。フロントスピーカー側の基板は基板自体の位置がわかりにくいし外しにくいので、じっくり観察してから外しにかかりましょう。またホームボタンは強力な接着テープに薄いゴムの組み合わせなのでこれも丁寧にやらないとやぶけると思います。実際破りそうになりましたし。

粘着系の物はヒートガンで熱してから外すのが一番いいんですが、ドライヤーでもどうにかなると思います。ただ何もない場合はかなり強いので注意してください。