楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」回線で無制限のモバイルWi-Fiルーターを作る為のW04向け情報まとめ
楽天モバイル(MNO)のBand
- Band3(アンリミットの無制限になる方)
- Band18(auのパートナー回線、上限あり)
Band3はドコモ、ワイモバイルと(アンリミット回線として)楽天モバイルが対応。
Band18はau、(パートナー回線として)楽天モバイルが対応。
なので楽天モバイルで使うなら機種は対応バンドとSIMロック等のチェックが必要。
ただしBand3(アンリミット回線)専用ならドコモやワイモバイルのでもイケるんじゃなかろうかと(未確認)。
そしてUQのWiMAXはメインがBand41。この点が後の手順に関わってくる。
蛇足の蛇足。分解しました。
使えるモバイルルーター
UQまたはau
W03、W04、W05(WiMAX2+のものだとSIMフリー)
使える(といわれてる)ファームウェア
- 11.450.05.20.824(動作報告あり)
- 11.450.05.23.824
- 11.450.05.34.824
- 11.450.05.45.824(自分自身で動作確認済)
11.450.05.52.824以降はBand3が塞がれてるとの事でダウングレードが必要。ダウングレード用のファームウェアは検索すると結構見つかる。
更新内容については「Speed Wi-Fi NEXT W04 のファームウェアのアップデート履歴をまとめてみた」に別途まとめたけど、11.450.05.45.824ならまず大丈夫かと。
UQ版とau版では手順が異なる模様。今回はUQ版の「W04」で試してみることに。
Pocket Wi-Fi
GL06P(SIMフリーらしい)は動作実績もある模様。
(2020/9/28追記)
手元にGL06Pが来たので試したらなんて事は無い、Band3にSIMフリーで対応しているってだけだった。
パートナーエリアしかない私の自宅では何の意味も無いものだった。
ちなみにSIMフリーなのでAPN設定し、楽天エリアなら問題ない模様。
ただしID:rm、Pass:0000にしないと認識しないのかも。今度楽天自社エリアで試してくる。
とりあえず出来たので「モバイルWi-FiルーターのGL06Pで楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」回線を使える様にしてみよう」にまとめました。
楽天モバイルのAPN
最新情報は楽天モバイルのAPN設定方法を確認するけど以下。
APN名 | 楽天(rakuten.jp) |
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
また「※機種によっては上記APN情報にてテザリングがご利用になれない可能性があります。その場合は、APNタイプに「dun」を追加お願いします。」との事。
W04だと設定値は以下。
- プロファイル名:好きな名前
- APN:rakuten.jp
- ID:なし
- PASS:なし
- 認証タイプ:CHAP
- IPタイプ:IPv4&IPv6。
Wi-FiかUSBケーブルかWi-FiでW04に接続してから管理画面でAPNを設定する。
HUAWEI製モバイルルーターの管理画面は初期状態だと
- 管理画面アドレス 192.168.100.1
- ユーザー admin
- パスワード IMEI番号の下5桁
になっている模様。
この設定で完了、という記事もあればBand固定が必要だ、という記事もあり。
(2020/9/16追記)
au版でBand3のun-limitとBand18のパートナーエリアの電波が強い方で使うなら設定不要。Band3のun-limitだけで使いたいならBand固定が必要。
UQ版はBand設定が必要。un-limitとパートナーエリア、またはun-limitだけを設定する必要がある。詳細は後述。
UQ版WiMAX2の機種はバンド固定の儀式が必要
au版はAPN設定後、再起動かある程度したら電波をつかむので左上にアンテナピクトが立つ。
アンテナピクトが立った後は本体の設定画面から通信設定→ローミング設定→ローミング設定をonにしたら通信モードで好きにエリア切り替えが可能。
UQ版の機種は最初にBand41をつかみに行くのでSIM指しただけだとダメ。さらに標準ではBand41とBand18でBand3が含まれていない。
なので「HW EntityList」というアプリで設定を変更する必要がある。
ちなみにこのアプリはAndroid限定。Android端末を持っていない人はau版を買うか、Andoroid端末を手に入れる必要がある。
4.2.2の端末でもインストールできたので、こういう時用に古い安いのが1台あってもいいかも。
また開発環境からでもイケる気はするが未確認。自由度は高いものの、構築するだけでも面倒なので安いの買う方が手軽ではある。
HW EntityListについて
Androidスマホに「HW EntityList」アプリをネット検索してインストールする。
この「HW EntitiyList」を使うには「DeplpyGate」というアプリも入れる必要がある。
余談だがその際にセキュリティを甘くする必要があるので、この点からもこういう操作用の端末が1台あると精神的に楽かも。
ざっくりな使い方は、アプリを開いて右上メニューの設定からadminパスワードにIMEIの下5桁(初期設定値)を入力して戻る。
GETを押して設定されているBandを取得後、Band3とBand18にチェックを入れてSETを押す。
コレでイケるはず(というか私はイケた)。
おわりに
私の環境だとBandの設定でエラーが出てるので要検証。
エラーコード一覧までは見つけたのでこれから調べるけどまぁ面倒くさいな、au版買う方が早いわ。
記事自体は見返すとこのままでもイケそうなので放置かも。
(2020/9/16追記)
エラーコードは112008。
エラーコード表(https://github.com/HSPDev/Huawei-E5180-API)で調べたら「ERROR_NET_SIM_CARD_NOT_READY_STATUS」と言うことでSIMカード破損の模様。
そこで手元にあった解約済のauのSIMを入れて設定したところ、無事に設定完了できた。
その後、楽天モバイルのSIMは再発行して指してみたら無事アンテナピクトが立ってBand3とBand18での通信が出来る様に。
ただ私の生活エリアだとBand3のun-limitが使えず、パートナーエリアのみなので実用性は皆無に等しいのですが久しぶりにこういう遊びが出来たので楽しかったです。