桜(ソメイヨシノ)を増やすのに挿し木をやってみた 経過その3
前回「桜(ソメイヨシノ)を増やすのに挿し木をやってみた 経過その2」からの続きになります。
前回の記事では9月6日までの様子でした。
そろそろまとめようとしていた所でサーバーが飛ぶアクシデントが発生、復旧に時間がかかりましたが無事戻ったのでやっとまとめられた次第です。
またキンカンやサクラ等の園芸関連の記事を「園芸関連のまとめ(サクラの挿し木やキンカンの実生など)」にまとめています。
挿し木の変化
前回は8月31日でした。今回は9月8日の画像からになります。こんな感じで特に大きな変化はありません。
9月22日には新しく生長した葉がさらに大きくなると同時に、元々の葉が段々弱まってきました。
左側は10月4日までに元々の葉は落ちて新しい葉のみになりました。
で、なぜか全く成長と変化を見せなかった右側がやる気を出し始めます。緑色だった軸が段々とサクラの枝の様に変化し新しい葉を一気に広げました。
「植物って10月に、こんなに新芽育ったっけ?」と悩みましたが元気なのでヨシとしています。
そして10月11日には完全に勢いは逆転しています(日当たりの都合で左右逆になっています)。
秋も深まり暑さも和らいで水の減りも落ち着いてきたので、水やりは土が乾燥しきったら少しやる、等の調整もしています。
また段々と日差しの入る時間も量も減っていたので、置き場所も考える必要がでてきました。
日照不足対策にLEDライトを投入
そしてしばらく大きな変化も無かった事もあり、なんとなく考えていただけでした。でも考えつく前にサクラの方に変化が出てしまいました。
これは11月7日、水を少なめに与えていたからかヘタっている所です。結構急な変化で2~3日位で変化しています。
水をしっかりやってもあまり変化が無い事や、もう日差しがほとんど入らなくなっていたので日照不足の影響が大きそうな感じです。
そこで太陽光から元々使う予定だったLEDライトへ切り替える事にしました。設置はこんな感じで無理矢理もいい所です。
このライトは学研ステイフルの「LEDガーデン」の物を使用しています。このライトはUSBで電源が取れ、光の強さが調整でき赤色と青色と両方の3パターンで発光可能、と結構です。
ちなみに植物をLEDライトで育てるのは可能なのですが、植物育成に対応したライトで無いと成長に必要な光が無く使えないのでご注意ください。
そしてセッティングして光を13時間くらい当てる事5日。見事に復活というかより元気になりました。
しかも紅葉し始めてる程に回復。寒暖差があって光もあるのですから、紅葉位はするって事ですね。またどちらも軸の色が変わってきています。
そして上の写真で一番大きく、色も黄色く変わった葉は11月15日には落葉しました。
今のところ他の葉はほとんど残っているのですが、これからさらに気温が下がってくると全部落葉するのかな、と考えています。
そうなったら今度水やりどうしようかが悩ましい所。ほとんどやる必要はなくなると思うのですが、様子を見ながら考えてみたい所です。
おまけのはなし
フウセンカズラの種
夏に咲いていたフウセンカズラの種が取れました。
下の黒く丸いのが種ですが、白抜きでハート様の模様があります。この種の模様が猿の顔に似ているので「猿顔」という別名もあるそうです。
結構しっかり付いているので目や鼻を書いても面白いかも。
山椒の明暗
勝手に生えてた山椒の木、よくよく見たら良く日の当たる所と影になっている所とで3本生えていました。
真夏を超して9月中頃に見てみると、日向にあった方は枯れています。
より日に当たっていた画面奥の方は完全に枯れましたし、手前もほぼ枯れかけています。日陰に移植しましたがもう遅そうだったので多分無理でしょう。
で、逆に日陰に生えていたのはしっかり成長しています。
山椒は日陰の方が良く育つそうです。このまま育ってくれれば、山椒をわざわざ買うなんて事をしなくても済むので頑張って欲しい物です。
実生でアボガドも育ってます
そしてさらに実生でアボガドも育っています。
スーパーで買ってきたアボガドの種を洗って鉢に植えて放置してました。2ヶ月位放置してたらこんなに元気に育ってます。
これで育てば実も採れるのでしょう。元気に育ってほしいものです。
サクラを挿し木したここまでの所感
6月2日に全部で20本挿し木して、実家に8本と自分の手元に12本で育て始めています。ですが3ヶ月経ったら無事なのは2本だけとなりました。
この頃別に行ったコデマリの挿し木は12本中6本と成功率50%でした。お世話になっている植木屋からも言われていた通り、サクラの挿し木はかなり難しいのかなという気はします。
それでもルートンやメネデールと言った、挿し木にお約束な薬を使って10%は行けましたからまぁなんとかなるんじゃ無いかと思います。
少なめにやってダメでも泣かないか、球数増やすかのどちらかでしょう。ですが数が多いと場所も取るし管理も面倒なので難しい所ですが。
おわりに
そもそもは実家のサクラが寿命っぽいので引き継げないか、と言う所からはじまりました。
通常サクラ(ソメイヨシノ)の増やし方は基本的に接ぎ木なのですが、接ぐ台木が必要な事や時期が合わなかったで断念。
また実生も検討したのですが越冬が必要なのでやはり時期が合わない、と言う事でタイミング的にちょうど良かった挿し木を行って今に至ります。
家の中で管理しているからまだ色々と出来るのですが、最近では家族の事に時間を取られたり、なんか全ての物事にやる気がなかったりして他の植物に手が付けられていません。
例えばキンカンも植え替えが必要ですし、他の物も剪定等の手入れをしないといけない物が大量にあります。
だけどもうタイミングを逃しているので今年はこのまま越冬させるしかなさそうです。
来年はもう少しちゃんと手を付けてあげたいものです。
「桜(ソメイヨシノ)を増やすのに挿し木をやってみた 経過その4」に続きます。
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