ゲームの画像をブログに使えるか著作権を調べてみた 絶体絶命都市4の場合
一応前回の続き(と言えるのかなぁ)。
ついに絶体絶命都市4が明日発売される。発表から何年越しだろう。ゲーム業界では発表されたものの、そのまま放置されてどうなったかも不明なタイトルも多くあるのに。
さらには開発陣が独立して新たな会社を作ってまで発売にこぎ着けたであろうタイトル。待ち望んでいた者のひとりとして、本当に喜ばしいったらありゃしません。
当然明日買ったら延々やってその事を記事にする予定です。その際にダークソウル3では挫折した、記事に画像を使いたいと考えています。ただゲーム画像も著作権が発生するのでどうなっているのか明確にしておいた方がよろしいでしょう。
という事で今回はその使えるか、を確認したいと思います。
(2019/4/9追記)
「楽天リンクシェアの審査に落ちたたった一つの明確な理由」でもう少し踏み込んだ話をしています。
ゲーム画面の著作権
余談だし長いのですが認識している範囲でざっとした経緯でも。
このゲーム画像をインターネットで利用するという事自体はPS2位には行われていたと記憶しています。主に静止画で、攻略wikiやブログ等での利用です。当然著作権は存在していたのですが、当時は静止画が主だった事もありどちらかと言えば黙認されていたと思います。
ある頃からYoutube等にキャプチャした動画がアップロードされはじめます。タイトルで言うとPS3のダークソウル、Xbox360のアイドルマスター、地球防衛軍3等の頃かと記憶しています。
当時はMADや攻略向けの解説動画が多かったと思います。ゲームを遊んでいる人、クリアした人がより楽しむためのツールとしての動画だった気がしています。まだモラルがあった、とも言えるでしょう。
ですがある頃から作中のストーリーに関わる所も動画サイトに投稿される様になりました。アクセス欲しさから来るモラルの崩壊だと思っています。
プレイヤー側は気になったタイトルのストーリーを見られていいのかもしれません。動画から知名度や売り上げの上がったタイトルも存在しています。
ですがそれは特殊な例で、基本的にメーカーとしては大金かけて作ったのにタダ乗りされている形です。タイトルの売り上げにも直結するでしょう。これはたまった物ではありません。
この頃から著作権についても厳しくなった事もあり、あまりにネタバレしている動画などは削除されたりもしていました。
ただ時代の流れといいましょうか、インターネットに公開される事を止める事はできません。なのでメーカーはスタンスを表明し、協力を仰ぐ形に大きく変わり現在に繋がっていきます。
具体例をいくつか
地球防衛軍5は緩い
具体例としてはD3パブリッシャーの地球防衛軍5を上げたいと思います。
「地球防衛軍5」生放送、プレイ動画・静止画投稿の公開許諾に関するガイドライン
利用方法自体は一番下の方にあり、タイトル明示して指示に従う事となっています。また生放送が主流になっていた事もあり、動画の公開時期を指定している事も特徴に上げられるでしょう。
またこの地球防衛軍シリーズは動画で知名度が上がった所もあるので投稿そのものは否定していません。かなり緩いと思います。
アイマスも緩い
さらに緩いのはアイドルマスターでしょう。公式は発表していませんし。状況はこちらの記事が参考になるかと思います。
上記記事内の推察が正解だと思います。特にアイマスは2次創作を公式が取り込んで…というループを繰り返す事で成長したコンテンツでもあるので。逆に今更線を引く事も出来ないでしょう。
ただしバンダイナムコの公式の立場としてはゲーム画面等は利用の一切を認めていない様です。明言している所は確認出来ませんでしたが、多分これが一番正解に近い説明だと思います。
利用規約 - バンダイナムコエンターテインメント
ダクソは厳しい(が黙認かな?)
ダークソウルシリーズのフロムソフトウェアはこんな感じでした。
その他の項目に関するご質問 – お問い合わせ | FromSoftware – フロム・ソフトウェア
「著作物について」という所で私的複製以外は禁止と明示しています。でも攻略動画は巷に溢れているので黙認という所でしょう。
そしてグランゼーラは緩かった
絶体絶命都市4の場合はまずQ&Aでグランゼーラのガイドラインに沿っていれば問題ない、との記載です。
そしてガイドラインはかなり緩い内容になっています。
少し下にある「よくある質問」ではキャプチャ画像は変な改変をしなければ利用可能、となっています。つまりガシガシ使っても問題なし、という結論ですね。
おわりに
改めて見てみると各社スタンスが違う様です。ただ私的利用に限る事と悪意ある改変はアウトな事は共通ですね。
絶体絶命都市4は大手を振ってキャプチャ画像が使える事もわかったので、明日買ったらキャプチャしながらプレイを進めようと思います。