DSDS端末のZenfone4 Max ProでFOMA回線を使える様にする
現在FOMA回線でガラケー、MVNO回線のスマホ、会社のスマホと都合3台使っています。
都合3台持ち歩いていたのですが、流石に邪魔であまり使わないガラケーを放置、スマホ2台だけ持ち歩く形になり3年ほど使っていました。ですが放置しているFOMA回線にもたまに大事な連絡がはいります。
そんな最中、世の中にはDSDSというステキな機能を備えたスマホがあり、それならFOMA(3G)とスマホ(4G)が同時に使える事を知りました。
先日、DSDS端末であるZenfone4 Max Pro(ZC664KL)を入手し設定を変更してみた所、想像通りDSDSはとても便利で大満足。
3G停波までこのままの運用でいきたいと思える位です。(が、本機種のカメラが死んでる等色々あるので機種は大事ですね。)
機種については「ZenFone4 Max Pro (ZC554KL)の簡易レビューとCPU-Z結果」で簡易的なレビューをしています。
今回はZenfone4 Max Pro(ZC664KL)に機種変更する際、FOMA回線側で行った設定変更についてまとめたいと思います。
使用回線について
使用する回線は元々所有していたドコモのFOMA回線と、MVNOのmineo(音声通話付きAプランのnanoSIM)になります。
この2回線をZenfone4 Max Pro(ZC664KL)で同時に使う事が今回の目的です。回線自体はSIMを入れただけで認識しましたし、APNも元々入っていたので特に設定する事はありませんでした。
その他必要なSIMカードの交換等が今回の記事になっています。
もしFOMA回線をお持ちでない場合、2018年12月時点では中古のFOMA端末を確保すればドコモショップで新規にFOMA契約出来る様です。
その他ソフトバンクモバイルは「スマホに対応するSIMカードの交換が出来れば可能、カードの在庫はショップに要確認」、auは「CDMA2000な事や4G+4Gだと対応しているスマホが少ない」事からどちらも難易度は高いと思われますが、どちらもやった事が無いから分かりません。
設定方法
行った事は以下の3つです。順番にまとめていきます。
- SIMカードのサイズ変更
- 契約プランの変更
- メールアドレスの移行と設定
SIMカードのサイズ変更
これはドコモショップの窓口で3GのnanoSIMに変更手続きをおこないます。
交換手数料として3,000円が翌月に請求されますのでその点ご注意ください。
SIMカッターで切る方法もある様ですがまれに失敗する話も見た事と、金で回避できるリスクを積極的に取りたいとは思わないので個人的にはこの手続きを行うべきだと思います。
またこの手続きに前後して、下記の様なSIMカードのサイズを変換するアダプターを用意しておく必要があります。
ガラケーと後述するメールアドレスの移行時に必要な3G対応のスマホは大体SIM、新しいのがmicroSIMサイズです。
ですがDSDS対応のスマホはmicroSIMかnanoSIMとサイズが異なっています。
ガラケー、3Gスマホ、DSDS対応スマホのすべてに今回交換したSIMを入れるので、数サイズ入っているアダプターを購入すればまず失敗はないでしょう。
最近ではヨドバシカメラ等の量販店でも手に入りますね。またこのアダプターがないのに交換した場合、物理的にサイズが合わずSIMが入りませんのでご注意ください。
iモードのメールアドレスは必要?
次にiモードで利用していたメールアドレスをDSDS端末からも使える必要があるか、が問題になります。
なぜならDSDSのスマホからiモードのメールアドレスを使える様にするのはとても大変だから。
というのもこのiモードメールに関する設定は、ドコモ回線に接続されたスマートフォンからアクセスするマイドコモの特定の画面からのみ設定可能となっています。
手元のガラケーはFOMA回線ですが、現在主流のスマートフォンはXi回線なので使えないんです。
仮にFOMAのSIMをスマホに入れてもマイドコモにアクセス出来ません。
なのでFOMA回線でも使える3Gスマホを用意しないと設定出来ない、という事がかなりの問題になります。
これから書いていきますが、主に下記の3つの問題を解決する必要があり、基本的には移行させる労力に見合わないです。
iモード未契約でもSMSは問題なく使えますが、オンラインバンキング等なにかしらのサービスの為にメールアドレスが必要な場合はGmail等の代替も検討した方が良いです。
ですのでどうしてもiモードのメールアドレスが必要かどうか、を検討する必要があります。
問題点1:設定する3Gスマホの入手
まず設定するには動作する3Gスマホが必要があります。
ですがもう古い事もあり、中古も入手が難しくなってきました。さらに単価も上がり5,000円以上する様になってきています。
しかもこの作業、スムーズに進めば10分かかりません。
この設定の為だけに必要で、終わったら不要になるハードをそれなりの金額で買う事になります。
問題点2:3Gスマホ設定時の技術的なハードル
さらにFOMAスマホは今となっては非常に古く、そのままではマイドコモにアクセスできません。
Google Playから必要なアプリをインストールできる機種もあります。
ですが大体の機種はユーザーエージェントの偽装やapkからのインストール等の作業をする必要があります(実際私は必要でした)。
問題点3:FOMA通信時のパケット代
そして途中まではwi-fiで操作可能です。ですが最終的にはドコモの回線で通信を行う必要があります。
そのドコモの回線で通信している状態で操作に手間取るとパケ死する危険性があります。
これもスムーズに行けば50円行かない位なんですが、何度も操作を繰り返すと簡単に金額が跳ね上がるのでパケットパックを付けていない場合はかなりの金額になる恐れがあります。
この3つの問題点をふまえてもiモードのメールアドレスを使える必要があるのかどうか、を検討する事になります。
もし「それでも必要だ」という場合は以下の手順を行ってください。
契約プランの変更
iモードで利用していたメールアドレスを使う場合、3Gスマホで設定するまでに契約プランの変更が必要です。
プランの変更なのでドコモショップの窓口でSIM交換と同時に行う事が可能です。
やる事はiモードの契約を「iモード」から「spモード(iモード契約可)」に変更するだけです。
月額は300円のまま変わりませんのでいつ契約を変更しても良いと思います。
メールアドレスの移行と設定
最後に3G対応のFOMAスマホでマイドコモにアクセスし、SPモード上でSPモードメールとiモードメールの入替とブラウザからアクセスできる様にマルチデバイスの設定すれば作業は完了です。
長くなったので「 iモードのメールアドレスをDSDSのスマホから使える様にする」に別途まとめました。
おわりに
私はiモードのメールアドレスを移行してDSDS端末を利用しています。
ですが興味本位で移行した事や他のアドレスで代替できている事もあり、結果使っていません。
もうSPモード解約していいかな、と思っています。
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