DSDSでFOMA SIMを運用する その1 SIMカードについて

2019年3月11日スマートフォン関連Android,FOMA,LINE,mineo,MVNO,Zenfone4 Max Pro,スマートフォン

現在FOMA回線をDSDSで運用しています。

ですが最近ではDSDS(Dual-SIM Dual-Stand by)からDSDV(Dual-SIM Dual-VoLTE)に主流が変わってきており、3GのFOMA SIMが対応しない機種が増えてきました。

そこで検討中の機種変更に合わせてFOMA SIMをDSDS運用する場合に必要な事柄について、シリーズとしてまとめていきたいと思います。

まず初めとしてDSDSについてと、SIMカードについてと用語の説明から始めたいと思います。

ちなみに今はLINEモバイルを利用しています。LINEモバイルについてはリンク先の公式サイトでご確認ください。

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現在の利用環境

記事を作成した2019年3月現在は以下の内容で運用しています。

  • 機種:ZenFone4 Max Pro(ZC554KL)
  • 回線1:mineo Dプラン(音声プラン・1GB)
  • 回線2:NTT DoCoMo(FOMA・バリュープラン)

利用のスマホはZenFone4 Max Pro (ZC554KL) になります。レビューやベンチマーク結果は「ZenFone4 Max Pro (ZC554KL)の簡易レビューとCPU-Z結果」にまとめています。

ここから違う機種への検討を行うのですが、ご覧の通り既にFOMA回線でのDSDS運用を行っています。

DSDS運用する為の設定手順は「DSDSのスマホでFOMA回線を使える様にする」でまとめています。

基本のDSDSについて

ちょっと話がそれますが、まずDSDSという機能について基本的な所をまとめておきたいと思います。

DSSS、DSDS、DSDAの違い

DSDSは「Dual-SIM Dual-Stand by」という機能の略称になります。

ザックリとした説明では「電話の着信待ち受けが2回線分可能」という機能です。

似た様な機能とはいくつかあるのですが、まとめると以下の様になります。

  • DSSS(Dual-SIM Dual-Stand by):スマホに2回線設定可、待ち受けは1回線
  • DSDS(Dual-SIM Dual-Stand by):スマホに2回線設定可、待ち受けは2回線
  • DSDV(Dual-SIM Dual-VoLTE):スマホに2回線設定可、待ち受けは2回線

説明すると 1端末で2回線分の待ち受けが出来る、というのがDSDSやDSDVの特徴です。ドコモのサービスであった2in1みたいな物ですね。

FOMA回線を使う場合はDSDSで

DSDSとDSDAは機能的には似ていますが、FOMA回線を使う場合はDSDSである必要があります。DSDVは4Gネットワークに対応した機能なので、3GのFOAMには対応していない機種がほとんどな為です。

最近の機種で特にファーウェイ製はDSDVですが4Gにのみ対応の機種が多いです。またDSDS、DSDVに対応した機種はファーウェイが多い事もあり、結果としてFOMA回線の使える機種が減ってきています。ですがASUS製はDSDVでもFOMA回線に対応している機種が多いので、メーカーを選べば大丈夫そうです。

FOMA用のSIMについて

次にFOMAから導入されたSIMカードと、DSDS端末で利用できるFOMAのSIMカードについてです。

SIMカード

3GのFOMAからはこれまでの本体に直接保存されていた契約情報が取り外し可能な媒体、SIMカードに保存される様になりました。

ドコモはリリース当時の2001年にはFOMAカード、今はドコモUIMカードと呼んでいますね。現在ではバージョンは6までが使われています。

またバージョン毎に色やデザインが異なり、画像がWikipediaに掲載されています。バージョンにより手続きが異なってくるので、事前にどのバージョンか確認しておきましょう。

SIMカードのサイズについて

DSDSで利用するにはVer.4の赤以降で用意されたnano SIMのサイズでないと物理的に入りません。

もし違うサイズでもドコモショップで有償にて交換可能です(3,000円程度)。

また機種変更時に古いバージョンのSIMカードなら無償で交換してもらえます。

ただしFOMA端末はmini SIMサイズまでの対応なので、一言伝えておかないとmini SIMで手続きされますのでご注意ください。

ちなみに設定で利用するかかもしれない3GガラホもVer.2の緑色だと正常に動作しない可能性があります。

SIMカードを切断する行為について

はっきり言って私はおすすめしません。

物理的にはSIMカッター等で切れば入りますし、端子も互換性があるので多分問題ないでしょう。

ですが保証外の行為なので予期せぬトラブルが起きる可能性はあります。

さらにSIMカードはドコモからの貸与品です。破損という余計なトラブルをわざわざ負う必要はないと考えています。

それとドコモショップで交換依頼しても特に用途は聞かれませんでしたし、聞かれても素直に答えて問題ありません。

おわりに

まずはDSDSとFOMAカードについてまとめてみました。

以前まとめた物には基本的な所で足らない箇所もあり改めて形にしたいと思いました。

3Gガラケーを使ったFOMA回線の契約や3Gスマホの入手性、MVNOの契約方法や設定方法まで、ちゃんと形になる所までまとめたいと思います。

次はそもそもの話でもあるのですが、手間をかけてまでDSDS運用をする必要性をまとめてみたいと思います。

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