実生のキンカンを育ててみる その5 新たに芽が出た&桜(ソメイヨシノ)の挿し木をやってみた
実生のキンカンを育てよう、という話です。
前回「実生のキンカンを育ててみる その4 鉢に植え替え&ユスラウメの実」からの続きになります。
またキンカンやサクラ等の園芸関連の記事を「園芸関連のまとめ(サクラの挿し木やキンカンの実生など)」にまとめています。
新たに芽が出た
卵パックで発芽したタネは都合5粒でした。
前回そう書いたのですが、その後さらにこれだけ発芽しました。
こんな様にヒョロっと伸びたのはこの1つだけなのですが、さらに伸びそうなのがこれだけあります(赤丸で囲ってみました)。
写真の上側2つは1つですが、下の楕円形の方は2つ芽が出ています。
ちなみにこれらは食べたキンカンに入っていた種をその場で洗って、1両日中に卵パックに播いています。たまに水切れしてましたけど、それでも芽が出たのはすごいですね。
この先の予定
これ以上育つかどうか怪しいところもあるのですが、今回のキンカンは発芽が13とよく分からないレベルになっています。
もう芽が育っても植え替えた鉢を置くところがないので、本気でこの先どうするか考えないといけません。
また先輩に当たるキンカンは4年目で、そこそこの大きさになってきました。
でも春先は害虫の季節でもあります。アゲハ系に卵を何個も植え付けられたのがちょっと残念でした。
私は卵を探すのが面倒な事もあり、ある程度葉っぱが喰われてから幼虫を探して駆除する様にしています。
桜の挿し木をやってみた
そして新たに桜の挿し木を始めました。
経緯
実家の桜(ソメイヨシノ)が樹齢100年を超えており、そろそろ切ってやらないと折れるレベルで老化してきています。
ですが母親には思い入れがある様です。確かに生まれる前からあった木なら当然だと思います。
当然ですが私も生まれた時からありますし、毎年春には花見をしたりと思い入れもあり、そのまま切ってしまうのが非常に忍びない所があります。
と言う事でどうにか出来ないか調べた結果、挿し木をする事にしました。
桜の挿し木の育ち方
桜の挿し木ですが、6月に挿し木して発根から落ち着いてくるのが秋口頃との事。
またその間は水切れ厳禁、強い日光厳禁、多湿厳禁、高温厳禁とかなり不安要素がつきまとっています。
つまり真夏を経て2ヶ月以上上手に育てる必要があり、そんな感じなので大体10本やって1本上手くいけばいい方らしいです。
また無事育って鉢に植え替えてからも手が離せるのは10年位かかる様で、2~3年程度だとちょっと管理ミスって枯らした話をアチコチで目にしました。
挿し木はそんな感じみたいです。
よくある接ぎ木だとここまでシビアでは無い様ですが、時期が3月位な事、台木を手に入れるのも面倒くさい事から考えていませんでした。
挿し穂にする枝を入手
さておき、接ぎ木の話です。
ちょうど先日、適した時期な事と枝払いをやっていた事から挿し木をすることにしました。
まずは挿し穂にする枝を入手します。
本当は胴から生えた、ある程度の枝を使うつもりだったのですが既に処分されていた為、ひこばえを使っています。
ある程度育ったひこばえを切り、水揚げをしました。メネデール入りの水に1時間程付けています。
このメネデール入りの水はすごいですね。付けていた枝と付けていなかった枝で、30分もすると葉のしおれ具合が違うんですよ。
付けてない方がヘニャってくるんです。正直「科学の力は凄いな」と思った瞬間でした。残念ながら画像は無いですが、かなり異なるのに驚きました。
切って刺す
メネデール入りの水に浸して1時間後、今度は挿し穂を作って土に刺していきます。刺した結果がこちら。
今回は園芸ポットに小粒の赤玉土だけを入れたものへ刺しています。
挿し穂は10cm程、葉っぱは1/3位のサイズに切って2枚だけ残しました。刺す部分はよく切れるナイフでV字形にして、そこに発根剤のルートンを付けています。
これも必須なのかなと思います。別で挿し木したコデマリにも付けましたが、成功率が7割近くになりました。
また刺すときは基本通り、先にした穴を開けてから刺して土を優しく戻してやっています。
全部差し終わったらバケツに入っていたメネデール入りの水をかけてとりあえずおしまいです。
おわりに
キンカンはもう育つのを見守るしか無いので、実はほぼネタがなくなっている状況です。
次は育って花が咲いて、とかですけど最低4~7年ってどうしようもないです。
なので次は「これだけ育った」に加えて「ブルーベリーの実がなった」とか、「桜の挿し木が枯れてきた」とか。そういった話になりそうです。
また桜の実生も考えてはいますが、ユスラウメ同様越冬させる必要があるので準備はしておく予定です。