WordPressで作ったサイトのバックアップを取るべき場所と取る方法、リカバリする方法について(概論)
2019年11月18日ブログ関連Luxeritas,WordPress,ブログ関連
先日、このブログで使っているレンタルサーバーが飛びました。
データベースはバックアップを取っていたお陰で記事等を無事に戻せています。記事のデータは無事だったんですが、表示するWordPressがおかしくなっていたんです。
WordPressのプラグインやテーマ、画像等はサーバーが飛んだときに合わせておかしくなりました。お陰で戻すのに結構な労力がかかっています。
ですがこれもバックアップをちゃんと取ってあればすぐに戻せたんです。
今回調べた事でWordPressのバックアップするべき場所とバックアップ方法、リカバリのやり方がよく分かりましたので今回記事にしておきたいと思います。
また今回の記事は「サーバーにFTPクライアントでアクセスできる事」が前提条件となります。FTPクライアントの使い方や設定方法等は割愛とさせて頂きますのでご了承ください。
と言うかこのFTP周り、他サイトで初心者向け記事がかなりしっかり書かれてるんですんですよね。私よりもよっぽど分かりやすいのでそちらをご覧頂いた方が良いと思う次第。
今回の騒動でダメージがでかかったはメールです。今のご時世でも受信できないのは厳しいです
もう共倒れは勘弁願いたいので、ブログ用とは別にメール用サーバーを「さくらのメールサーバー」で用意する事にしました。
そこでDNSの設定を行ったのですが、公式にはさくらでドメイン取った場合しかちゃんと記載が無いし、どうにも不便だったのでまとめる事にしました。
また飛んだ頃の話は「サーバーが飛んでからの経緯と復旧までの事(に愚痴みたいなもの)」にまとめています。
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WordPressのバックアップするべき場所
これだけ取ってあれば大丈夫戻せる、と言うデータはこれです。
- データベース
- WordPressのディレクトリ「wp-content」
バックアップ対象:データベース
まずデータベースは言わずもがな。絶対やっておきましょう。
投稿記事、画像、WordPressの設定から何からが保存されています。逆にデータベースだけでもあればどうにかなると言うレベルでの最重要項目です。
最近だとレンタルサーバーの管理画面にデータベースのバックアップ専用ツールが用意されている場合が多いみたいです。私が使っているCORESERVER(コアサーバー) だと管理画面からクリック一つでバックアップを作る事ができます。
コアサーバーのツールで作った場合はFTPでログインしてすぐの場所にある「_dump」というディレクトリの中に「dump」と言う拡張子のファイルが保存されています。日付が最新の物をダウンロードしておけば大丈夫です。
このツールではデータベースだけか、データベース全体かバックアップを取る範囲を選べます。基本的にはデータベースだけ取っておけば十分です。
また大体のサーバーでは「phpMyAdmin」というツールが用意されていて、そのツールからもバックアップを作成する事ができます。(後日まとめます)
バックアップ対象:WordPressのディレクトリ「wp-content」
次はWordPress自体のバックアップです。「ディレクトリ」はWindowsで言う所の「フォルダー」と同じ様なものです。
このWordPressのバックアップがあると、今回の様にサーバーが飛んでもすぐ元に戻せます。さらに別のサーバーへすぐ移行する事も可能です。
より細かく見た場合、
- themes(テーマの保存先)
- uploads(これまでアップロードした画像等の保存先)
- plugins(プラグインの保存先)
という「wp-content」の中にあるこれらのディレクトリをバックアップすれば大丈夫です。
バックアップのデータ量
必要な容量は記事と使っている画像の量に比例します。
とりあえずこのブログのバックアップを確認した所、
画像 > データベース > プラグイン > テーマ
と言う順番でサイズが大きいです。また画像が少ない事もあり全体で70MBも無い位になります。
全部のバックアップもアリ
バックアップするべき対象はデータベースと「wp-content」ですが、私は「wp-content」だけでなくインストールしたWordPress全体のバックアップを取る様にしています。
今回のトラブルではファイルの破損や欠損がおきた事が大きな理由です。ファイル欠損のお陰で正常に動かない原因が分からず、結局は丁寧な確認と細かい部分の作り直しとなって時間が掛かりました。
それなら最初からまるごとバックアップを取れば、今の環境をそのまま他サーバーにも持って行けますし、リカバリ時やサーバーの移転時も手間が減ります。
デメリットは不要なファイルまでバックアップ取るので容量も必要で時間もかかる事でしょうか。
でも全体のバックアップは圧縮すれば70MBありませんし、5分もあればダウンロード終わるのでそこまでの不便はありません。
なのでバックアップをより確実な物とする為、全体のバックアップを取る様にしています。
バックアップの取り方
作成したバックアップのファイルはサーバー上にあるので、FTP等でダウンロードしておく必要があります。
私は手間でも一番確実なので、都度手動でWordPressのバックアップと合わせてFTPでダウンロードしています。
バックアップの撮り方は「対象のファイルやディレクトリをFTPクライアントからダウンロードする」と至ってシンプルです。
具体的な方法は「WordPressで作ったサイトのバックアップを取るべき場所と取る方法(コアサーバーの場合)」にまとめました。
レンタルサーバーによっては自動で指定場所に送る物もある様ですし、またDropBoxやAWSのS3に自動転送する様に自分で設定する事もできる様です。
またレンタルサーバーによっては管理画面からブラウザベースのFTPクライアントが使える場合があります。そのツールを使ってダウンロードするのもありです。
リカバリのやり方
バックアップから戻す方法です。
データベースのリカバリ方法
レンタルサーバーのツールで取ったバックアップはレンタルサーバーのツールでリカバリします。
コアサーバーの場合はFTPでログイン後、すぐの場所に「_dump」というディレクトリを作りその中にバックアップファイルを保存します。
次に管理画面でリカバリしたいデータベースを作成したら、リカバリメニューから該当ファルを選択、「リストア」をクリックすれば完了です。
「phpMyAdmin」というツールからリカバリする場合はインポートからバックアップファイルを選択する事で行います。(後日まとめます)
WordPressのリカバリ方法
全体でバックアップを取っていた場合、これまでと同じ位置、例えば「public_html」にあったのなら同じ場所に戻します。
後はサーバー側でドメインとディレクトリパスを設定すれば終わりです。
別サーバーに引っ越しする時も同じ操作方法になりますので、何かあった時用と考えるなら全体バックアップを取っておくのが一番手軽な方法になります。
またディレクトリ「wp-content」またはその中のディレクトリでバックアップを取っていた場合、先にWordPressをインストールしておく必要があります。
WordPressのインストール後、新しく作られた「wp-content」の中にバックアップの中身を戻してやれば終わりです。
ただしWordPressをインストールしてリカバリする場合は以下の点に注意が必要です。
- 空っぽのデータベースが無いとインストールできないので、データベースのリカバリはインストール後に行う必要があります。
- インストールする時に設定する値はリカバリするもの同じにしておく必要があります。もし違う値にすると、画像の保存先が変わって表示されなくなる等の大変な事になります。
- プラグインが正常に動作しない場合があります。
- 最悪の場合、バックアップを戻した事でWordPressの管理画面にアクセス出来なくなります(というかファイル壊れが原因ぽいですがなりました)
おわりに
バックアップの取り方や回収方法、リカバリの方法をまとめてみました。
書いてて思ったのが「具体的なやり方無いとよくわからねぇや」という事ですね。
なので各項目、具体的に画像付きで操作説明もまとめたいと思います。
本来バックアップは必要最低限を定期的に行うのがベストです。でも一番安全なのはまるごと全体をとってしまう方法だったりします。
この作業量とデータ量のバランスが難しい所なのかもしれません。
レクタングル
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