宅建士の登録実務講習について基本的な事を調べました

2018年12月21日四方山話,宅建士試験ユーキャン,四方山話,宅建士,宅建士試験,資格,通信教育

2018年度 宅建士試験の合格発表がされました」でも触れましたが試験には無事合格したものの、合格しただけでは宅建士を名乗れません。名乗るには資格登録後に宅建士証を手に入れる必要があります。

今回はその宅建士証を手に入れる際、不動産業の経験が無い人が登録する際に必要な登録実務講習について調べてみた事をまとめてみます。

(2019/11/28追記)
無事交付まで終わりました。「宅建士試験の関連記事まとめ」として関連記事をまとめています。

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宅建士になるには

まずはおさらい。受験した方はご存じなはずですが、とりあえずザックリとまとめます。

まず宅建士になるには、宅建士証の交付を受ける必要があります。

宅建士証の交付を受けるには、試験を受けた都道府県で資格登録した後に交付手数料(東京都の場合は4,500円)の納付が必要です。

ちなみに宅建士試験合格から1年以上経過している場合はさらに法定講習(16,500円)を受ける必要があります。

資格登録するには、各都道府県で実施される宅建士試験で合格する事と、2年以上の実務経験が必要になります。

ですが合格が目的であればこの資格登録は不要です。合格は基本的に生涯有効ですので、必要になった時点で初めて登録を考えればいいだけです。

ただ不法行為や禁治産者に認定された等、一定の要件で取消される事は勉強する内容ですね。

ちなみに私はユーキャンの通信講座で勉強し無事合格できました。

登録に必要な実務経験はどの程度?

資格登録時に必要な実務経験ですが、東京都の場合は以下の様な内容でした。

実務経験で資格登録申請される方は、宅地建物取引業の実務経験が申請時から過去10年以内に2年以上あることが必要です。
 実務経験先である宅地建物取引業者に備え付けている「従業者名簿」に氏名等が載っていること。(他の仕事を兼務している期間や昼間部の学生である期間は認められません。)
 このとき、実務経験として算入できる業務内容は、免許を受けた宅地建物取引業者としての業務又は宅地建物取引業者の従事者としての顧客への説明、物件の調査等具体の取引に関する業務をいいます。宅地建物取引業の取引実績がない場合や主たる業務が宅地建物取引業でない場合は実務経験とは認めません。
 また、受付、秘書、総務、人事、経理、財務等の一般管理業務、このほか単に補助的な事務は、実務経験とみなしません。

http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/sinsei/820-02-1-4sinseiyousiki.htm#2

改めて見てみると結構ハードル高そうな感じもしますが、例えば店頭での接客2年って感じなんでしょうかね。でも裏方はダメですから、同じ不動産業でも部署によっては経験無しになってしまいます。

そういった実務経験の無い合格者が資格登録する際の救済措置が登録実務講習になります。

登録実務講習とは

この登録実務講習は約1ヶ月のオンライン講習と、2日間連続のスクーリングで構成されています。実施主体は認定された事業者が有償で実施しています。

合格すると送られてくる資料の中に事業者のリストがあるのでそこから選んで受講する形になります。

東京都都市整備局のページに事業者の一覧が表示されていますので参考になるかと思います。

財団法人だったり予備校業者だったりとバラエティに富んでいますが、価格は15,000~24,000円だったり合格基準の問題数と正答数にかなりのバラつきがあります。

またすべての業者がインターネット上に情報公開していない事もあって調べ切る事ができませんでした。

さらに2日間のスクーリングも開催地を初め、開始時間、日程などが事業者により本当に千差万別で、自分に合う事業者を探すのも大変です。

ただ私の目にした所では「講義中に居眠りしたら即退場不合格」という講習の口コミも見かけました。またテキストの内容が薄かったり古かったり等の情報も確認しています。

なので心配性な方は口コミをしっかり確認した方がよいでしょう。

一応講習の内容そのものは大きな違いもなさそうなので、コスト、日程、合格基準等の気になる点を優先して決めてる形でいいと思います。

ちなみに私は調べるのも面倒でしたし、そこまで変な事にならなさそうな事や日程と場所が都合良かった事から公益財団法人不動産流通推進センターの講習を即決しました。

おわりに

この登録実務講習、始める前は「さらに勉強するのか」とか「難しかったらどうしよう」とか考えていました。

実際やってみたらなんてことはない、ただのOJTでした。OJTなんですけど触れた事の無い業界の内容なので新鮮で面白いですね。

今はオンライン講習を結構楽しんで受けている所です。

不動産流通推進センターの動画は微妙に時代が古い事もあり面白かったので、ここに決めて良かったかもしれません。その辺は改めてまとめたいと思います。

宅建士の登録実務講習についてここまで受講した感想まとめ」に続きます。

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