新サクラ大戦はじめました(そしてファーストインプレッション的なレビュー)

2019年12月13日ゲーム関連PS4,ゲーム,新サクラ大戦

久しぶりに発売されたシリーズですね。

フルプライスな事もあり買うか悩んでいたのですが、体験版を試した上でご祝儀としても買う事にしました。

第一話をクリアし、ゲームシステムが見えた所でのファーストインプレッション的なレビューになります。

一言で言うと「微妙」。そう感じるに至った理由を明確にしておきたいと思います。

他の記事は「新サクラ大戦 まとめ」にてどうぞ。

ちなみに全部やらないと分からない所もありそうなのでまだ内容は触れません。あくまでもシステム的な所のみとします。

開始時点で微妙でも、仁王の様に評価変わる事もあるのですがどうなるやら。

ちなみに十三機兵防衛圏も面白そうだったのですが、体験版でどうにも合わなかったので止めました。体験版って大事だね。

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新サクラ大戦について

古くはセガサターンで発売されたタイトルで、今作でシリーズとしては6作目になります。

これまでアドベンチャーパートとSLGパートのゲームだったのですが、今作からアドベンチャーパートとバトルパートというアクションに変わっています。

詳細は公式サイト見て頂くのが一番です。

というかここ見に来る位なら知ってるでしょ?と思うので説明は省きます。

少なくとも公式サイトの「世界観」だけは見ておく必要はあるでしょう。というか先に見ておくべきでした。

これまでのサクラ大戦シリーズと違い、華撃団が秘密組織で無くなってた事にまず違和感。これ、シリーズとして、ストーリーとして大事な点だと思うんですけどなぜスポイルされたのかが謎です。

そしてなぜか歌劇団はグダグダだったりするのですが、そういったスタート地点までの情報が作中で語られた記憶はありません。

なので話の展開について行けず訳が分からなくなります(少なくとも私はなりました)。

というか過去面白かったゲームは序盤のうちに情報をちゃんと説明してます。

ゲームシステム

アドベンチャーパートについて

AVGパートのシステム

3Dで描かれたキャラクターを3Dマップ中を走らせて(R2でダッシュ可能)、アイコンの付いたキャラクターと会話をすることで進んでいきます。

アドベンチャーというかRPGの街中で情報集めたりシティクエストやってる様な感じです。

マップやどこに移動するべきかは「スマァトロン」というアイテムで確認する事ができ、△キーですぐ呼び出せます。

画面の右半分弱を隠す様な表示なので、全画面表示メニューの様に画面が切り替わるのを待たされるストレスはありません。

進行中のメインミッションやあらすじも確認できたり、マップやキャラクターの位置確認などで結構頻繁に使ったのでこの仕様はとてもありがたいです。

逆に3Dマップを走って移動して、指定されたキャラクターの所まで移動するのが面倒くさいです。

別に3Dキャラを走り回らせたくてゲームやってるわけじゃ無いんですけどね。帝劇内を駆けずり回り、ある程度の人数と会話するだけで1時間かかってます。

2Dマップで指定した場所まで自動で移動、3Dの部屋の中を移動する等にして欲しかった所です。

LIPSについて

シリーズおなじみのLIPS(時間制限式選択肢)も健在です。

というか選択肢が基本LIPSなレベルでバシバシ出てくるので選ぶのが疲れます。

そして今作ではアナログLIPSと言う新しいシステムが追加されました。

回答時に左スティックを上下に入力することでゲージが上下し、返す言葉のニュアンスが調節可能になったLIPSです。

現実でもニュアンスが違えば意味が変わるのでそれを模した面白いシステムだと思います。

強弱の調整が結構難しく感じた事もあり、ここは時間制限が無くてもいいんじゃないかと思っています。

キャラクターの3Dモデルについて

デザインはよく反映している形だと思います。

なんですが一昔前感とでも言いましょうか、PS3版「戦場のヴァルキュリア」の頃の物に近しい印象を受けています。

どの辺でそう感じてるのかって指摘までは難しいんですけど。

そして挙動はモーション集でもそのまま使ってるんでしょうか、動きがどこかしらおかしいです。

気になった所の一例をあげると歩き方でしょうか。骨の位置を意識してないのか変に動いて格好悪いんですよ。

こういった物語以外の点が気になって仕方がありません。

余談・過去作の話も関連して出てきます

旧作とストーリー的につなげているからでしょう、 随所に旧作品のキャラクターが描かれたポスターや写真が飾られています。

またコレクション要素のブロマイドというものがあります。マップのアチコチに落ちていたり、劇場の売店で手に入れたりして集めていくものです。

新旧のキャラクターが入り乱れていて、1作目の作中絵もありました。

実際懐かしい物もありますが今から見ると「あれ?こんな絵だったっけ?」と驚くこともありましたが、この辺は旧作ファン向けのサービスかなと思います。

ただこのブロマイド、トロフィー要素なら収集するのが面倒だな、と思う位には量があります。

バトルパートについて

このバトルパートは過去作のSLGから3Dアクションゲームに変わりました。

アクションが苦手な人でもなんとかなる位の難易度だと思います。

○ボタンと△ボタンを順番に押せばコンボが入るというよくある操作で、ボタンポチポチで結構派手なアクションが出てくるのでそれだけでも上手くなった気がしてきます。

それに敵は防御しませんから、攻撃すればダメージが入るのもあまり考えずに動かせるのはいい所です。

物語の一部として考えれば、これ位の大味さがちょうどいいのかもしれません。

それなりに良い感じであるがゆえに

  • キーアサインのコンフィグがない
  • ターゲットロックがない

という2つの点はとても気になってしまいます。

キーアサインのコンフィグが無いのはアクションゲームとしては(個人的に)かなり大きな問題です。

初期配置は弱攻撃が○ボタン、強攻撃が△ボタンになります。これは無双等でアクションゲームに慣れてる人からすると異様な配置です。

それに一番連打する弱攻撃が、コントローラーの一番端っこにある○ボタン(=弱攻撃)です。

無茶苦茶操作しづらいのですが、このキーアサインでヨシとしたのは一体誰なんでしょう?

さらに差別化のつもりなのか嫌がらせなのか分かりませんが、 操作キャラの切替、緊急回避の配置も独自です。

またターゲットロックがないのも大きなマイナスポイントです。

特定の敵を狙っていても滑ってズレていくので、気がついたら背中にいる敵に殴られる事やそもそも当たらない事も多くあります。

なので隊長機の○→△のコンボを連打してザコ掃討、残った強敵だけを普通にコンボのパターンでしか倒してないです。

さらにターゲットロックがないので空を飛んでいる敵に当てるのが難しいんです。

ならカメラアングルがすぐ上も向けばいいのですが、なぜか上を向かないので敵がどこに居るか分かりません。

「無限のカメラは上向かないから」と言い出すのなら、第三者の背面視点で一回転できるのはおかしくなります。背面固定だったらその言い分も理解できるんですけどね。

一応ですが、飛んでる敵は隊長機のジャンプ強攻撃(回転斬り)を当てれば落ちます。落ちた所に通常攻撃ですんなり倒せます。

隊長機以外だとなかなか当たらないし落ちないです。

おわりに

「太正櫻に浪漫の嵐」ってコピーなんですけど、初代では感じられた記憶のある空気感をまだ感じていません。

そして起動してからオープニングとゲームの導入部分への流れは不満しかないんですが、あの絵コンテや演出はだれがやったんでしょう?煮詰めきってないですよねアレ?

そして発売前からアニメ化だ、舞台化だ、マンガ化だと本編以外のアレコレをかなり色々告知しています。

ゲーム自体が微妙な状況でこれだけ色々って事は企画先行、どうにも「手軽に刈れるゼニ狙いっすか?」という印象です。順番逆じゃ無いですかね?

どうにも先行きがあまりよろしくない感じしかしないのですが、どうしてこうなったんでしょうね。

一応クリアはするけどどこまでやるか分からんす。

ただキャラクターの魅力はあると思うので、アニメが上手くハマれば火が付くかもしれません。

新サクラ大戦 第5話まで終わった所での所感」に続きます。

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2019年12月13日ゲーム関連PS4,ゲーム,新サクラ大戦

Posted by たーさん