ユーキャンの通信講座2018年版で宅建士の合格までにかかった総額をまとめてみた

2018年12月27日四方山話,宅建士試験ユーキャン,四方山話,宅建士,宅建士試験,資格,通信教育

宅建士の登録実務講習についてここまで受講した感想まとめ」の通り、講習を受けている所です。

そんな最中、片付けていたらユーキャンの宅建士講座の払込受領書がでてきました。

宅建士試験の勉強にユーキャンの通信講座を選んだ理由」では費用対効果から通信講座を選びましたが、今回は最終的に全部のオプションも申し込んでいます。

というのもその時は

  • 全部申し込んでも予備校より安い
  • 微妙な金額を惜しんで不合格になったら、ここまで勉強に費やした時間がもったいない
  • 教育訓練給付制度でいくらか帰ってくる
  • 金で解決できる事は全部やる

という考え方をしたからです。

そして追加オプションの案内も定期的に来るのですが、それらも全部を申し込んでいます。

総計は結構いい金額になりますし、予想以上の額でもあります。でも合格できたので後悔はありません。

そこで今回はこれを上から順番に金額と内容、役に立ったかどうかを受講した2018年度版を元にまとめてみたいと思います。

こーゆー「結果いくらになりました」ってまとめは申込時に見つけられなかったんですよね。参考になれば、という事で。

(2019/11/28追記)
無事交付まで終わりました。「宅建士試験の関連記事まとめ」として関連記事をまとめています。

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基本:宅建士講座

まず本講座です。

金額は一括で63,000円ですが、教育訓練給付制度の対象講座なので終了すると2割の12,600円が後日給付されます。

私は制度を利用したので実質50,400円で受講した事になります。

この値段で、実際に合格できる内容の物が手に入った訳ですからコスト的には相当良いのでは無いでしょうか。

専門学校だと軽く20万位はする上、講義に出る必要もあります。でも通信講座なのでマイペースに勉強できる所は私の性に合っていた様です。

後でも触れますがオプションはあくまでもオプションですし、この講座のテキストが基本です。このテキストを暗記しきればこれだけで合格できると思います。

単元毎に確認テストがあり、具体的な勉強スケジュールが分かります。テキストも権利関係や業法等で1冊にまとまっていますから、単元毎に勉強しやすいと思います。

独学だと勉強する順番やスケジュール等のペースが掴みにくいので、勉強慣れしてない方は独学よりもこちらの講座を進めたいです。

逆に法律系の初学者がこれだけで合格するのはちょっと無理があるとも思います。

まずテキストを読み進める事が難しいです。ある程度分かっている人向けになっています。

前提知識も説明もなく、ただ読むだけでは理解出来ないでしょう。Youtube等に上がっている説明動画やWebの解説と付き合わせて勉強する必要があると思います。

よく目にした口コミで「内容が薄い」という物もありましたが、実際使ってみた限りでは昔の記事かどこかのコピペじゃないかと思います。

それに宅建士の通信講座向け評価サイトはアフィリエイトも相当多いです。なのでその分差し引いて考える必要があるでしょう。

一応私は法学部卒である事、法律や契約書等を読む機会が多い事、そもそも暗記に苦手意識がない事からモデルケースとしては微妙かもしれないですが、この講座を元に合格できました。

なので十分合格する実力は身につくと思います。

宅建モギとThe Open MOGI

どちらも模擬試験です。自宅または指定された会場で行うユーキャンの宅建モギか、複数社で共同して行うThe Open MOGIか、という違いがあります。

宅建モギが8,400円(でもなぜか手元には4,400円の払込票)、The Open MOGIが5,400円でした。

宅建モギは2回とも自宅でしたが、時間配分や解く順番を考える参考になりました。

The Open MOGIは他人や試験管が居る事で試験特有の空気感を体験できましたし、解き方の予行演習にもなりました。このあたりは本番でも生かせたので受けて良かったと考えています。

ただ正直な所、試験会場の空気感に慣れる事と時間配分を体感する事を模試受験の目的とするべきです。

試験慣れしてる方や自宅で過去問を解いた際、上手く時間配分出来た方も受けなくていいと思います。

宅建得点力DVD

専用テキスト3冊、復習問題集3冊と講義DVD が8巻(16時間分)と言う構成で価格は29,800円。

今回の勉強ではこの講義DVDが一番役に立ったものでした。

テキストは基本の講座で使っているテキストからポイントだけ抽出した物になっているので、ある程度知識がある状態で見た事になります。

動画の内容もスムーズに理解できましたので復習にはちょうど良いものになっています。

Youtubeにある動画で代替できるとも思いますが、これまでのテキストに沿った内容なのでこちらを買ってよかったと思います。

ですが仮にこの動画から勉強を始めるつもりならおすすめしにくいです。何か言われた所をただ暗記するだけになり、理解までたどり着けないと思います。

それと復習問題集だけは基本項目の確認だったのは微妙な所でした。

宅建ヤマあてDVD

専用テキスト1冊と講義DVD 2巻(約4時間)という構成で価格は7,800円。

役には立ったのですが全体で考えると微妙な所でした。

役に立ったのは統計です。最新の数字と傾向を分かりやすく落とし込んでもらえました。

それ以外はヤマを張る内容なので頻出ポイントに的を絞った解説をしてくれます。分かりやすいのですが、あくまでもヤマなので外れたら目も当てられない訳です(実際今年は微妙な事に・・・)。

溺れる私はワラをも掴もうと購入し、統計だけとても助った結果なので統計以外は悩ましい感じですね。

統計は低負荷の勉強で得点しやすい所なので、お金に余力があれば買った方がいいと思います。

全体の合計額

まず各項目とその費用をまとめます。

講座名費用オススメ度
宅建士講座 63,000円 ★ ★ ★ ★ ★
宅建モギ 8,400円 ★ ★ ★
The Open MOGI 5,400円 ★ ★ ★
宅建得点力DVD 29,800円 ★ ★ ★ ★
宅建ヤマあてDVD 7,800円 ★ ★

という事でトータルのコストは

63,000+8,400+5,400+29,800+7,800=114,400円

こんな感じになりました。約12万円。参考書の独学と比べれば高いですが、予備校と比べれば安価ですね。

他の通信講座もフルパッケージで10万円程度のが多かったので、何かしら講座を利用する場合の予算は10万程度を見る必要がありそうです。

ただ参考書を使った独学が一番安価ですが、合格のノウハウはないのでそのノウハウを買う、と考えれば妥当な金額なのかもしれません。

標準期間の6ヶ月でも月換算すれば2万程度、高めの習い事として理解出来る金額ですし。

おわりに

ちなみに教育訓練給付制度の対象になるのは講座のみの63,000円だけが対象です。その2割の12,600円が給付される金額になります。

ですが実際に払っているのは倍近い金額です。給付金が1万円程度ってのはちょっとどうかな、と思う次第です。

最初からフルパッケージで11万円、とかになっていれば教育訓練給付制度もあるのでそちらで申し込んでました。

個別申込しか選べないのにこの結果は勘弁して欲しいですね。今後、改善される事を期待します。

宅建士の登録実務講習スクーリング受けてきました」に続きます。

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